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映画『トイ・ストーリー4』ウッディの決断が意味するものー ネタバレ感想

1995年にアメリカで公開された世界初のフルCG長編アニメーション『トイ・ストーリー』。

 

ウッディとバズ・ライトイヤーの二人が繰り広げる、「おもちゃの世界」での大冒険は、多くの人々を魅了してきました。そんな大人気シリーズの第4弾が、前作から9年ぶりに公開されました!

 

シリーズ最新作の『トイ・ストーリー4』 は一体どんなストーリーなのでしょうか?この記事では、『トイ・ストーリー4』のあらすじや感想を自分なりにまとめてみました

ココがおすすめ

持ち主のアンディーとそのおもちゃ達との別れを描き、シリーズ最高傑作との呼び声も高い『トイ・ストーリー3』。ですが、その後の冒険を描いた『トイ・ストーリー4』 も前作に負けず劣らず、感動できる作品です

 

では、『トイ・ストーリー』の世界に行ってみましょう。

 

1.あらすじ

アンディに代わり、新たな持ち主となったボニーのもとで暮らすウッディやバズたち。

 

そんな彼らの前に先割れスプーンとゴミで作られたフォーキーが現れる。

 

今やボニーの一番のお気に入りのおもちゃとなったフォーキーだったが、自分はおもちゃではなく、ゴミだと信じ、ボニーのもとから逃げ出してしまう…。

 

ボニーのため、フォーキーを連れ戻そうとするウッディだったが、その道中で出会ったおもちゃ達との交流を通し、ウッディの中にある心情の変化がうまれる…。

 

2.感想

※これ以降は、『トイ・ストーリー4』の重大なネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容になりますので、ご注意下さい。

 

「完璧なエンディング」と絶賛された『トイ・ストーリー3』の続編ということもあってか、『4』は公開されるや否や、評判が賛否両論にわかれました。

 

その否定的なコメントの多くは、ラストで選んだウッディの結末を「受け入れられない」というもの。

 

『トイ・ストーリー4』の監督を務めたジョシュ・クーリーは、あるインタビューの中で、「僕たちも『3』の結末が大好きで、ウッディとアンディの物語は終わったと思っていました。だけど、まだウッディには語るべきストーリーがあると思ったんです」と語っています。

 

  • 「ウッディの決断とは一体?」
  • 「まだ語るべきストーリーがあるってどういうこと?」

ここではこれらの謎について、一つ一つ紐解いていこうと思います。

 

さきに、私の感想を一言でいえば、この『トイ・ストーリー4』の結末は、「挫折しても、挑戦することの大切さ」というテーマを描いており、子供だけではなく、大人も感動できるラストになっていると思っています。

 

ここからは、『トイ・ストーリー4』の魅力を、「新しいキャラクター」と「ラストシーンが意味すること」の2つに注目して、紹介していきます。

 

2-1.魅力的な新キャラクター

『トイ・ストーリー』シリーズの醍醐味とも言える、新しいおもちゃたちの存在。

本作でも、たくさんの魅力的なキャラクターがでてきます。

ここでは、特に印象深かった「フォーキー」と「デューク・カブーン」を取り上げていきます。

 

2-1-1.フォーキー

「ぼくはおもちゃなんかじゃない。ゴミだ〜」

 

使い捨ての先割れスプーンとゴミをくっつけて作られたフォーキー

 

フォーキーはスプーンとして生まれたのだから、ご飯を食べたら、その役割は終わるはずです。

 

ですが、ボニーにとっては大事なおもちゃ。

 

ひょんなことから、フォーキーは「ゴミ」ではなく、「おもちゃ」として生きなければならないことになるのです。

 

「役目が済んだらゴミとして捨てられるはず。どうしてゴミとして捨てられる人生ではいけないの?」

フォーキーは問いかけます。

 

このフォーキー、私はおもしろいキャラクターだと思いました。

 

おもちゃにとって光栄なのは「子どもに遊んでもらうこと」であり、「ゴミとして捨てられること」は何としても避けたいこと。フォーキーは、まさに今までとは真逆な存在といえるのです。

 

2-1-2.デューク・カブーン

バイクにまたがったスタントマンのおもちゃ、デューク・カブーン

 

いつでも自信たっぷりに得意のスタントをみせるデューク・カブーンですが、かつてCMのようにうまくバイクでジャンプできなかったために子どもに捨てられるという悲しい過去の持ち主なんです。

 

「切ない・・・」

トラウマを抱えながらも、何度も必死でスタントに挑戦する姿には心を打たれます。

 

このふたつのキャラクターにはひとつの共通点があります。それは、人生の「変わり目」に立っているということ。

 

ゴミとして生きるはずが、おもちゃとして生きようとするフォーキー

捨てられたという挫折を克服しようとするカブーン

そんな彼らの姿をみて、ウッディにも変化が生まれます。

 

ここからはその変化をみていきましょう。

 

2-2.ウッディの決断が意味するもの

結論から先に言えば、「『トイ・ストーリー4』は、大切なモノが自分のもとから去った時に、その後をどのようにして生きていけばいいのか」、を描いた作品です。

 

ウッディがはじめに訪れる店が「セカンドチャンス・アンティーク」なのは、まさにその象徴的な場面です。

 

『3』までのウッディは常に「おもちゃは子どものためにあるものだ」と考えていました。

 

しかし『4』でのウッディは、もうすでに子どもに遊ばれていません。

 

本作におけるウッディの役割は先割れスプーンとしての役割を終えたフォーキーや捨てられたデューク・カブーン同様、「役割」を終えた存在として描かれています。

 

そうしたなかでウッディは最後、「子どものために生きる以外の道」を選択をします。

 

「子どもとおもちゃの絆」を描いてきた『トイ・ストーリー』シリーズだったのに、意外なラストですよね…。

 

『トイ・ストーリー』シリーズは、これまで「どんなものにも役割はある」というテーマが強調されてきました。

人間はもちろん、それはおもちゃだって…。

 

ココがポイント

そして『4』では、さらに「つまづいたときは、その役割なんていつでもやり直していい」と教えてくれています。

ウッディの最後の決断がなければ、テーマはこれまでのシリーズ同様のものとなっていたでしょう。

 

ですが決断したことにより、より多層的な物語になったのです。

 

監督がインタビューの中で語った「語るべきストーリー」、それは「セカンドチャンス(やり直すこと)の大切さ」だったのではないでしょうか。フォーキーやウッディ達がしたように…

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