【ネタバレ有り】 ついに完結。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』あらすじ・感想
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(’15)から始まった新たなる三部作の最終章、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。
本作は、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(’77)から語られてきた「スカイウォーカー・サーガ」を締めくくる作品でもあります。
42年に渡り語られてきた、スカイウォーカー家の「家族の愛」と「喪失」の物語は、いったいどのようにして完結するのでしょうか。
この記事では、シリーズ最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のあらすじと感想をまとめていきます。
■作品情報
タイトル:『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(Star Wars: The Rise of Skywalker)
公開日:2019年12月20日
尺:142min
監督:J.J.エイブラムス
出演:デイジー・リドリー、アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック
■予告編

以降は、ネタバレを含みますので、結末が知りたくない場合は飛ばしてください。
■あらすじ
遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で描かれたスターキラー基地の破壊、クレイトの戦いから1年が経ち、壊滅的な被害を受けたレジスタンスは、古いつてを頼って、同士や宇宙船を集め、ついに復活を果たしました。
一方、ファースト・オーダーの最高指導者となったカイロ・レンは、銀河の勢力を拡大しながら、ファースト・オーダーの本当の黒幕である元皇帝パルパティーンの行方を追っていました…。
■『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』をみての感想
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、監督の交代や撮影・公開日の延期、レイア役のキャリー・フィッシャーの急逝にともなうプロットの変更など、様々な困難を乗り越えて作られた作品です。
そのためストーリーに若干の粗はあるものの、これまでのシリーズのファンであれば楽しめるファンサービスに富んだ作品でした。
とりわけ、ランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムズのシリーズ復帰やXウィングを水中から浮き上がらせるシーン、スカイウォーカー家の故郷タトゥイーンでのシーン、「愛してる」という息子の言葉を遮り、ハン・ソロが「知ってるさ(I know)」というセリフなどは感動的でしたよね。
一方で、物語の展開がはやく、一度みただけでは難解な作品でもありました。
ここでは、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の中で、とりわけ疑問の多い2つの謎について、みていきます。
▼謎①:パルパティーンが登場した理由とは
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の最大のサプライズは、元皇帝パルパティーンの再登場でしょう。
ファースト・オーダーの黒幕を探していたカイロ・レンは、やがてパルパティーンにたどり着きます。
パルパティーンはカイロ・レンに、レイの殺害を命じ、皇帝の座はレンに譲ると言います。
ですが、パルパティーンの本音はレイに譲るつもりでした。
なぜならレイは、パルパティーンの孫だったからです。
カイロ・レンは、ハン・ソロとレイア・オーガナの間に生まれ、銀河の英雄スカイウォーカーの血を引きながらも、ダークサイドに堕ちた人間として描かれています。
一方のレイは、ダークサイドにいるパルパティーンの血を引きながらも、ジェダイとなり、パルパティーンと対抗する人物として描かれています。
つまりカイロ・レンとレイは、まるでコインの裏表のように描かれているのです。
最終的に、レンも善の心を取り戻し、レイと共に、パルパティーンと戦います。
これまで「スター・ウォーズ」では、「自分の生き方は血統で決まるのではなく、自分の意志によって決まるのだ」ということが一つのテーマになっていました。
パルパティーンが登場し、レイの出生が分かったことで、レンとレイの最終的な決断が、よりそのテーマを強調しているのです。
とはいえ、「一度死んだはずのパルパティーンがなぜ生きているのか?」などパルパティーンに関しては、明かされていないことも多くあります。今後、何らかのかたちで、その謎も解明するかもしれませんね。
▼謎②:「立ち上がれ!」レイに呼びかけるジェダイたちは誰?
パルパティーンと戦うレンとレイでしたが、ふたりは皇帝の闇の力に圧倒されます。
その時、先人ジェダイたちの声がレイに呼びかけます。「Rise(立ち上がれ)」と。
レイを励ました声の主は、
・オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー/アレック・ギネス)
・ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)
・アナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)
・クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)
・メイス・ウィンドゥ(サミュエル・L・ジャクソン)
・ヨーダ(フランク・オズ)
・アイラ・セキュラ(ジェニファー・ヘイル)※アニメシリーズ
・アソーカ・タノ(アシュリー・エクスタイン)※アニメシリーズ
・ルミナーラ・アンドゥリィ(オリヴィア・ダボ)※アニメシリーズ
・アディ・ガリア(アンジェリーク・ペラン)※アニメシリーズ
・ケイナン・ジャラス(フレディ・プリンゼ・ジュニア)※アニメシリーズ
だそうです。
ジェダイたちの声を聞いたレイは再び、パルパティーンに向かい合います。
それにしても、豪華なキャスト陣ですよね…。
最後に
今回は『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のあらすじ・感想について紹介しました。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、42年に渡って作られてきたシリーズの完結編に相応しい壮大な作品でした。
「スカイウォーカー・サーガ」は、「スカイウォーカーの夜明け」で終焉を迎えましたが、スター・ウォーズシリーズは今後も続いていきます。
新たな「スター・ウォーズ」の物語はいったいどうなるのか、まだまだ目が離せません!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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